額の楽しみとシンプルな選び方

2024年02月05日

「額」は、絵を大切に保管するほかに、絵を引き立てる役割があります。アクリル画は、耐水性がある特徴から、額に納めずにそのまま飾ることがありますが、額装するとより一層引き立てられます。額によって絵が完成するという言葉も、聞いたことがあるでしょうか。


額に納めることで
より絵を楽しむことにつながる


お気に入りの絵や写真を、額に収めようと考えるかと思います。どうして額に収めようと思うのか、考えてみました。

私が、額に収めたいときの気持ちは、傷つけないようにしたい、ほこりがつかないようにしたい、いつまでも眺めていたいといくつかの思いが浮かんでいます。

これをまとめると、一番の理由は、「大切にするために額に収める」です。みなさんは、どんな理由があるでしょう。



アクリルで描かれた絵はなぜ額装しなくてもいい?

アクリル画は、水にぬれても強い耐水性がある絵具のため、額に納めないまま飾ることができます。

ですが、描いてそのままにすると、絵を傷つけてしまうこともあるので、最後に保護ニスを塗っています。そうすることで、額に納めずに飾る楽しみができるのも、アクリル画の特徴です。

※アクリル画は、厚みあるキャンバスなので、「油絵用の額」から選んでくさい。サイズ合わせも難しいため、額装対応のあるお店に行くことをお勧めしています。

額装なしのアクリル画
額装なしのアクリル画
額装したアクリル画
額装したアクリル画



一つ知っておきたい「マット」

額を選ぶとき、マット有りと無しの2つのパターンがあります。マットとは、絵と額の間の空間を埋める用紙のことです。額からすこし離れて絵をより引き立てる役割があります。マットは、基本的には、ホワイトかクリームを選ぶことが多いです。

マット無し
マット無し
マット有り
マット有り



額を選ぶ方法


初めて額を選ぶけれど、どのようにして合わせたらいいのか・・・と悩むこともあるかと思います。

シンプルで、どなたでも選びやすい方法を、3つに絞ってみました。

・絵や写真のなかにある色を選ぶ
・飾る場所の雰囲気に合わせて選ぶ
・自分が好きと感じる直観で選ぶ

絵や写真のなかにある色を選ぶと、まとまりが良くなることがあります。例えば、ひまわりの黄色なら、黄色系の額にあわせるとか。



飾る場所の雰囲気に合わせて、モノトーンなインテリアには、黒やホワイトな額、ナチュラルなインテリアには、茶色系な額をという感じです。デザインも合わせて楽しめたらいいですね。



自分の好きという直観で選んだ額で、お気に入りの絵や写真をより大好きなものにして飾ることも、楽しみの一つだと思います。




オススメの額販売店


マルニ額縁画材店  お勧め度/★★★★☆
シミュレーションでどんなイメージになるか確認できるので、選びやすくなります。自分で画像の用意やサイズの確認をする手間がかかります。
https://www.art-maruni.com/


選んだ額に絵を納めて、あなただけの絵画が完成することを願っています。


アトリエ ペロロにオーダーした時の額選びは、額シミュレーション画像を用意します。お気軽にご相談くださいませ。