【人生のお話】No.02 難聴なのにスラスラ話せるワケ

2020年07月28日

両耳は、難聴『両側感音性難聴』です。


耳から入ってくる音を変換して脳に伝えるのですが、伝える部分に何かしらの障害があって、言葉を理解するのに難しい時があるものです。


さらに、音が大きければいいと言うワケではありません。
 

勘違いされる方が多いです。テレビのボリュームを大きくすればいいんでしょ?なんて優しくしたつもりかもしれませんが、そうじゃないんです!


音は入ってくるんだけど、その音を変換しにくいから、聞き取りにくいのです。 


そんな私も聞きとりが苦手なのですが、実際にお話するとスラスラ喋っていることに驚かれることが多いです。動画でも確認できますので、ぜひご覧ください。
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こんなにスラスラ話せるワケは、3つあります。


1つ目は、両親のサポートです。これが一番大きいです。難聴であることが分かった時、どれほどショックや不安があったかと。


両親が話し合いし、なるべく手話を使わずに会話できるようにしたいという考えから、普段と変わらない会話のなかで育ててくれました。


おかげでスラスラ話せています。家族との会話や、色んな方との会話を私は何も知らずに身についたのでした。 

 
ゆっくり話してくれた方が、もちろん聞き取りやすく、言葉の理解もしやすいです(笑)マスクなんてされたら、口元見えないから聞き取れないことが多いです。
 

2つ目は、映画鑑賞やドラマを字幕付きで見る。


これは、実際にどんな言葉を発するのか理解し、口元みたり、話すスピードを真似してみたりと自分なりにやってみたことです。



3つ目は、本を読む。


感音性難聴の特徴は、 音の信号を上手く変換しにくいこと。この苦手な部分を克服するには、言葉を知る必要があると考え、聞き取りが難しいなら、文から学ぼう!と。


そして、声に出してみたり、2つ目の映画やドラマを見て話す真似してみたりと色んなことをやっていました。


まだまだ聞き取りが難しいことがありますが、おかげでスラスラ話すことは出来るようになりました。微妙に発音だけは、ズレていたりしますが(笑)


生まれつき難聴でした。

2〜3歳になった時、呼びかけても反応しない、言葉を発しないという違和感に気づき病院へ連れていったところ、難聴であることが分かったという流れです。


今まで、どうして難聴で生まれたのかと悩んだことがありません。なぜなら、もう当たり前のようなものであり、私にとっては『個性』でしかないものだから。

 
スラスラ話せても、これは苦手だというより、出来ない事だと言うものがひとつあります。


それは『電話』です。


家族、ある程度親しい方で何度も聞き返しても大丈夫な方でないと、電話はできません。 

 スピーカーにして電話するので、周りにも気を使いますね。元銀行員だったとき、たくさんの方にご迷惑をおかけしたことがあったので、トラウマもありますね。とほほ。
『またお前か!代わるんだろどうせ!』って。

 
ただただ聞き取りが苦手なだけの個性ではありますが、体調だけは気をつけないと、耳に響きやすいので、障害というものは、楽ではないことは確かです!


障害者は個性でありながらも、気をつけないと倒れやすい。メンタル鍛えて、心も体力も強くしていく日々です。


息子の声が聞くことが出来た。家族とお話出来た。音楽を聞くことが出来た。この聞こえることに感謝して、 私は今夜も補聴器を外して寝るのです。


明日も聞こえますように。